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12歳の少女セヴァン=スズキ 伝説のスピーチ

 


1992年の地球サミット(リオデジャネイロ)で、セヴァン=スズキという12歳の少女が「伝説のスピーチ」を行いました。彼女のスピーチほど人々の環境に対する関心を促すものはないでしょう。
セヴァンのスピーチは21世紀に入って世界全体が危機感に包まれている今、より心に響いてきます。彼女の言葉に大人達がもっと耳を傾けていれば、昨年のフクシマの事故も含め、2012年のどんな危機も存在しなかったのではないか、そう思わせるスピーチです。


Hello, I'm Severn Suzuki speaking for E.C.O. - The Environmental Children's organization. We are a group of twelve and thirteen-year-olds trying to make a difference: Vanessa Suttie, Morgan Geisler, Michelle Quigg and me.We raised all the money to come here ourselves to come six thousand miles to tell you adults you must change your ways.

こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼェーション)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。

Coming up here today, I have no hidden agenda. I am fighting for my future. Losing my future is not like losing an election or a few points on the stock market. I am here to speak for all generations to come.

今日の私の話には、ウラもオモテもありません。なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。
私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。

I am here to speak on behalf of the starving children around the world whose cries go unheard. I am here to speak for the countless animals dying across this planet because they have nowhere left to go.

I am afraid to go out in the sun now because of the holes in the ozone.
I am afraid to breathe the air because I don't know what chemicals are in it.

世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。
太陽のもとにでるのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい。

I used to go fishing in Vancouver my home with my dad until just a few years ago
we found the fish full of cancers.
And now we hear about animals and plants going extinct every day - vanishing forever.

空気にどんな毒が入っているかもしれないから。父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

In my life, I have dreamt of seeing the great herds of wild animals, jungles and rainforests full of birds and butterflies, but now I wonder if they will even exist for my children to see.

私の世代には、夢があります。いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?

Did you have to worry about these little things when you were my age? All this is happening before our eyes and yet we act as if we have all the time we want and all the solutions.

あなたがたは、私ぐらいのとしの時に、そんなことを心配したことがありますか。
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。

I'm only a child and I don't have all the solutions, but I want you to realize, neither do you!
You don't know how to fix the holes in our ozone layer.
You don't know how to bring the salmon back up a dead stream.
You don't know how to bring back an animal now extinct.
And you can't bring back the forests that once grew where there is now desert.
If you don't know how to fix it, please stop breaking it!

まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。
でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。
オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。

Here, you may be delegates of your governments, business people, organizers , reporters or politicians - but really you are mothers and fathers, sisters and brothers, aunts and uncles -
and all of you are someone's child.

ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。そしてあなたがたのだれもが、だれかの子どもなんです。

I'm only a child yet I know we are all part of a family, five billion strong, in fact, 30 million species strong and borders and governments will never change that.
I'm only a child yet I know we are all in this together and should act as one single world towards one single goal.
In my anger, I am not blind, and in my fear, I am not afraid of telling the world how I feel.

私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。
私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。
私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。私は恐い。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。

In my country, we make so much waste, we buy and throw away, buy and throw away, buy and throw away, and yet northern countries will not share with the needy. Even when we have more than enough, we are afraid to share we are afraid to let go of some of our wealth, afraid to share.

私の国カナダでのむだ使いはたいへんなものです。買っては捨て、また買っては捨てています。それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。

In Canada, we live the privileged life, with plenty of food, water and shelter - we have watches, bicycles, computers and television sets. The list could go on for two days.

カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。

Two days ago here in Brazil, we were shocked when we spent some time with some children living
on the streets.
And this is what one child told us: "I wish I was rich and if I were,
I would give all the street children food, clothes, medicines, shelter and love and affection."
If a child on the street who has nothing, is willing to share, why are we who have everything still so greedy?

2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。
 「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」
 家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。

I can't stop thinking that these children are my age, that it makes a tremendous difference where you are born, that I could be one of those children living in the Favellas of Rio; I could be a child starving in Somalia; a victim of war in the Middle East or a beggar in India.

これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドでこじきをしてたかもしれないんです。

I'm only a child yet I know if all the money spent on war was spent on finding environmental answers, ending poverty, and funding treaties, what a wonderful place this earth would be!

もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどこのことを知っています。

At school, even in kindergarten, you teach us how to behave in the world. You teach us:
to not to fight with others,
to work things out,
to respect others,
to clean up our mess,
not to hurt other creatures
to share - not be greedy
Then why do you go out and do the things you tell us not to do?

学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、
争いをしないこと、話しあいで解決すること、他人を尊重すること、ちらかしたら自分でかたずけること、ほかの生き物をむやみに傷つけないこと、分かちあうこと・そして欲ばらないこと
ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。

Do not forget why you're attending these conferences, who you're doing this for - we are your own children.

なぜあなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためです。

You are deciding what kind of the world we are growing up in.
Parents should be able to comfort their children by saying "everything's going to be alright',
"it's not the end of the world" and "we're doing the best we can" .

あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。
親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子供たちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。

But I don't think you can say that to us anymore. Are we even on your list of priorities?
My dad always says "You are what you do, not what you say."
Well, what you do makes me cry at night. You grown-ups say you love us. But I challenge you, please make your actions reflect your words.

しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。
父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、私はいわせてもらいたい。もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを行動でしめしてください。

Thank you.
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Author:speakloud bm
英語がわかると世界が見える。日本のマスコミが伝えないニュースを英語を学びつつ紹介します。



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